弥栄町でのCMワークショップのレポート第2弾です。
やさか村ワタブンアートファブリックで実際にどんな取材をしたのかお届けしたいと思います。
はじめに紹介が遅れてしまいましたが今回のワークショップの講師の方をご紹介します。
まず、今回のワークショップのために大阪から駆けつけてくださったCM監督の亀井伸幸氏。
CM界の第一線で活躍する方です。
そして、プランナーの河村紀行氏、㈱ナナイロ代表の西森の3名です。
参加者はNPOの方から大手広告代理店のプランナーまで総勢5名!
※取材先のやさか村ワタブンアートファブリックについては前回のブログを参照ください。
取材をする前に、まずは自分たちでも手織りを体験してみることになりました。
手織りは難しく、やっているうちに頭が混乱してきますが、
実際に体験してみて初めて織りの仕組みが分かりました。
実は、やさか村ワタブンアートファブリックでは、以前は全て機械で織っていたそうです。
しかし、機械織りが主流となった今、他と同じモノを作りたくないと敢えて時代に逆行し、
全て手織りに変更されました。
工場内を一通り見学させて頂いた後、どのような流れで取材を進めていくか、
プロの講師に助言を頂きながら参加者全員でミーティングを行いました。
取材をする前に話し合いをしてインタビューの質問事項などを決めておくと、取材がスムーズに進みます!
そしてさっそくインタビュー開始!
工場長の河野さんにお話しを伺います。
工場の概要や、仕事に対する考え方などを伺いましたが、
その中でも印象的だった言葉は、
繭を作る蚕のことを「おかいこさん」と呼ばれていたこと。
蚕は簡単に言うと虫ですが、それに「お」を付けて「さん」まで付ける…
工場の皆さんの「おかいこさん」に対する感謝と尊敬の気持ちがこの表現に現れていると感じました。
次に作業中の従業員の方々にもお話しを伺いましたが、
皆さん仕事のことを、とても楽しそうに目を輝かせながらお話してくださり、
工場長の「楽しくなければ働く意味がない」という言葉が職場に生きていると感じました。
取材の時間は3時間ほどでしたが、ここには書ききれないくらいの素敵なお話しをたくさん伺うことができました。
情報発信のネタは充分すぎるほど集まりました。
さて、ワタブンアートファブリックの魅力をどのようにCMに落とし込んでいくか…
次回のブログ「制作編」に続きます。
Hosokawa